第六十回 鍼灸経絡治療夏期大学に参加しました

 去る8月10~12日まで、東京有明医療大学にて標題の「鍼灸経絡治療夏期大学」、つまり夏の合宿治療勉強会が行われました。私は16年前に初めて参加した後、紆余曲折あって今回で5回目の参加となりました。

 

 5回目ということで、終了後に表彰と記念品の贈呈を受けました。記念品は立派な長い靴べらで、帰りの新幹線で凶器と間違えられないかとハラハラしていました。想像もつかないような事件が起こる昨今ですが、我々の年代の男性の多くは、不審者に間違われないよう、一歩家を出れば常に気を使いまくって生活しています。世知辛い世の中なのです。

 

 今年も全国から著名な先生方がおいでになり、3日間ずいぶん勉強させて頂きました。と同時に、自分の不勉強も痛感しました。思うに、勉強会の真の意義はこの自分の勉強不足を知ることだと思っています。

 

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 写真撮影、録音は一応禁じられているので、せいぜいこの程度の画像しか掲載できません。画像に写っているのはごく一部で、後の方にこの数倍の聴講生がおられます。実際の参加者は今年は600名以上だったということです。勉強熱心な治療家が全国から猛暑の東京へ集まってこられるのです。

 

 この後、聴講生のレベル、臨床経験の多少に応じて、各クラスに分かれて講義や実技指導を受けます。日頃一人で治療に明け暮れている治療家さんたちは、ここで多くの刺激を受けてまた自分の治療院へ戻って行くのです。