夏井いつきさん主催 「俳都松山 俳句ポスト365」に投句して四カ月の途中経過
プレバトでおなじみの夏井いつき先生が主催されているインターネット投稿サイト「俳句ポスト365」に昨秋からちょくちょく投句しています。俳句を初めてもうすぐ一年になるのですが、そういった初心者のことを先生は「チーム裾野」と呼んでおられます。初めの5年間はそう呼ばれることに甘んじてこつこつやろうと思っています。
一か月に二回、兼題(句作のテーマとなる季語)が出題され、期日までにネットで投句します。結果発表が約一カ月後にあるのですが、自信作を投句していた時は内心どきどきです。初心者でもどこかに思いあがりがあるので、ひょっとしたら!という思いがあるのです。そういう思い上がりがないと俳句なんて作ろうとも思わないでしょう。俳句はビギナーズラックということもあります。
評価は上から「天」「地」「人」「並」
とあって、
「天」は最高点の一句
「地」はその次の九句ほど
「人」と
「並」は、それぞれ数百句ずつ。
投句される句の総数が一体何句あるのかは、見当もつきませんが、以上が広い意味での「入選」ということだと思います。他の人のブログなどを覗いてみると、自分の句が「人」に入っているとかなり喜んでおられるようです。確かに自信がないのについでに送ってみた様な句は「並」にも入っていません。
私のこれまでの実績…
並 四句
人 一句
初心者なので自分ではこれでも大満足しています!ちなみに
[並]の句
祖母の座の炬燵で迎ふる一周忌
重ね着の母に付き添ふ鍼治療
捌き待つ生簀平目の重なりて(生簀=いけす 捌き=さばき)
アナウンスはカタカナ英語旅うらら
[人]の句
枇杷の咲く病欠明けの通ひ経(経=みち)
「並」はやっぱり並やなあって感じですね。「人」と「並」はやはり違う。先生はよく見ておられます。 他の人の入選作を見ていますと、「天」や「地」はさすがに個性がピカーッと光る作品ばかりです。「ああ、ここまでやらねばはむりか~」というレベルです。(思うに、この先生は特に「月並み」な凡句をお嫌いになる方のように思います。テレビでは「ド凡人」という新語も発明されました。)
とにかく、この枇杷の花の句は自分ながらにちょっとした自信作だったので、「人」に入れて頂き大喜びです!
自分のだけ見ていても贔屓目に見るのでわかりません。自分の句と同じランクの他の人の句を見ると自分のレベルがわかります。自分の「並」句と並んでいる他の人の句を見ると、失礼ながらやはり超傑作とは言えないのです。なるほどねーって思います。
これからは自分の中の「基準」を作っていかないと、良い句は作れませんね。自分の中の基準を高めていかないと、月並みな句から永遠に脱出できません。
自作の句はかなり後になってようやく客観視できます。
このサイクルがだんだん速くなっていくでしょう!
何事も切磋琢磨しながらですね。俳句も治療技術も。