俳句の本を読んでいて、永らく忘れていた名前に出会った。「井月」である。「せいげつ」と読む。江戸末期から明治前期にかけて生きた文人である。多くの俳句を残したが、没後永きに渡って忘れられていた。平成になる少し前、その半生をつげ義春が数少ない資…
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