遠距離勉強会

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明石海峡大橋を高速バスで渡って通った徳島の鍼灸勉強会が今月で丸二年になった。今年度も無事終了証を頂くことができた。

 

当日朝に出て午前10時の開始時間に間に合う京都→徳島の直通高速バスの便がないので、去年からは芦屋のY先生のお宅に前泊させてもらい、翌朝三ノ宮から一緒にバスに乗って行っていた。(このブログにも書いたように一昨年の春に一度だけバイクで行ったが、あまりにも過酷なので以後はバスに変更。)

 

徳島では、特にO先生とS先生にはお世話になった。これらの先生方には鍼の打ち方の基本を再度一から見直す機会を与えて頂いた。私も中堅であることに慢心していてはいけないということを思い知り、おかげさまで気を動かす鍼を打てるようになりつつあります。

 

中堅と言われるキャリアになっても、鍼は我流では打てないことを痛感する。先人の試行錯誤の末にようやくできあがった治療法なので、基本をおろそかにしてはいけない。初学の頃はもちろん、そこそこ「ベテラン」と呼ばれるようになってもである。気付かぬ間に悪いクセがついていることも多いのだ。常に基本に帰り、我流に走らないように心がけねば良い鍼は打てない。「良い鍼」とは、あてずっぽうのない、確実に体を整える働きを喚起する施術のことである。つまり、患者さんに喜ばれる施術のことである。

 

次年度は大阪森ノ宮の月一勉強会を主にし、時々各地の先生方の治療院を見学させてもらいに行脚したい。とにかく、この仕事は生涯勉強し続けなければならないのだ。それを楽しめるようにならなくてはとても勤まる仕事ではない! (*^_^*)なんて。

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