池田政一先生鍼灸勉強会 土砂崩れと想定外の雨にまみれて ~八木町蔭涼寺への道~
昨日は丹波八木町の江戸時代の木喰(もくじき)上人ゆかりのお寺・蔭涼寺で、古典派鍼灸の第一人者、今治の池田政一先生をお招きしての勉強会がありました。天気予報も大丈夫だったので、京都市から西北西に向かってオフロードバイクの山越えで向かいました。
約一時間の行程のはずでした。ところが…
道中あてにしていた星峠の林道は台風のせいで土砂崩れ。オタオタと引き返すことに!
深山幽谷の一本道をたった一人で進んでゆくと、突然目の前に具体的な形で現れる自然の猛威。何度も体験済みですが、毎回そら恐ろしくなります。まるで得体の知れないモンスターが踏み荒らした跡。そしてその怪物がまだその辺に潜んでいるような底知れぬ怖さ。いちもくさんに引き返しました (・_・;)
さらに次に選択しようとしたルートもこの有り様。
さらに次に選択しようとしたルートもこの有り様。
地元の人に尋ねたりしてさらなる別ルートを探し当て、ようやくのこと山を越えて八木町にたどり着きました。
結果的に教えてもらった宇津峡経由の道の方が写真の通行止めの山道よりずっと近かった。 (教訓:自己判断する前に地元の人に聞くべき。 )
おまけに山間部に入ってから雨脚が強くなり、レインウェアを着ていなかったため、靴の中はもちろん、下着にまで雨水がしみ込んでしまいました。その状態で夕方まで貴重なお話を聞いていましたが、終了時にはかなりくたくたになっていました。
帰途、また別の崩落現場を目の当たりにしました。
すべてこの夏の台風の爪痕、想像以上の惨禍です。復旧は来年に持ち越されると聞きました。
もちろん勉強会も、五月にロスでお目にかかった方々との再会もあり、とても実り多いものでした。
本堂にての治療風景。モデルになって頂いた患者さん。
背中に鍼をした状態で20分間寝てもらっています。
私のあたふたとは無関係に、紅葉は例年以上に綺麗でした。
道崩れたじろぐ頭上の紅葉かな